新しい道具? 紙じゃなきゃ? 「電子絵本」肯定派vs懐疑派 産経新聞 2月1日(金)
紙ではなく、iPad(アイパッド)などのタブレット端末に映したデジタル画像と音で楽しむ電子絵本に注目が集まっている。紙の絵本では表現できない楽しみ方があるというが、「絵本は紙でなければ」という声も根強い。
新しい道具? 紙じゃなきゃ? 「電子絵本」肯定派vs懐疑派 産経新聞 2月1日(金)
紙ではなく、iPad(アイパッド)などのタブレット端末に映したデジタル画像と音で楽しむ電子絵本に注目が集まっている。紙の絵本では表現できない楽しみ方があるというが、「絵本は紙でなければ」という声も根強い。
真中のぶ
それだとお金が発生しないよね。
先生
広義の「電子書籍」ではあるけど、現時点の狭義の「電子書籍/電子出版」は『マネタイズ可能であること』が要件としてあると思う。
メジャー感のある場所(AmazonやAppleやGoogle)で「出版」されることで与信されるのが大きい。個人のサイトで「ここからは有料です。振り込んでね」と言われるのとは違う。
整理すると、以下の観点がポイントか?
メディアとしての「リアル書籍」と「電子書籍」の長所・短所、ビジネスとしての話、そこへの関わり方の立ち位置の話を、混乱しないように注意しよう。
論点 | リアル書籍 | 電子書籍 |
---|---|---|
メディアとして | プレイヤー(再生機)・コンテンツ(内容)・メモ(書き込める)が一体。一覧で見易い。流し読みし易い。愛着を持ち易い。 | プレイヤー・コンテンツ・メモが分離。検索がし易い。場所を取らない。 |
ビジネスとして | 出版業界の役割分担による蓄積されたKnow how。再販制度。与信機能。 | 現在のWebの様に情報発信・マネタイズが容易になることへの期待。リリースまでが早い。発行部数や在庫のリスクがない。 |
関わり方として | 著者、編集者、出版社、出版取次、書店、読者… | 現在の「Webデザイナー」の様に「電子書籍作成代行」も商売の一つになる。「電子書籍の挿絵画家」もアリかも。 |
先生
音楽コンテンツで考えればわかるが、メディアによってコンテンツの価値は変わらない。
ついつい、電子書籍ならではのコンテンツを考えてしまうが、そこは選択肢でしかない、という状況になるだろう。
しょうちゃん
シニアには本の方が良い。お金も持っているし。